2011年9月17日土曜日

日本のフォークソングの歴史・昭和のフォーク●小室等と六文銭「雨が空から降れば」「出発の歌」

小室等。
日本のフォーク界の重鎮にして良心。

六文銭

初期:主なメンバーに、 岩沢幸矢、石川鷹彦、入川捷、小室のり子がいた。
バンド名は「四谷3丁目で目に付いた居酒屋の名」を採ったと岩沢幸矢が書いている。
その後、別役実の芝居などに楽団「六文銭」として参加。
この時期には歌手・役者など様々なメンバーが出入りしたという。
中川五郎とのカップリングのインディーズアルバム『六文銭/中川五郎』でURCからデビュー。
最盛期:主なメンバーに、及川恒平、四角佳子、原茂、橋本良一がいた。
『キングサーモンのいる島』をベルウッドレコードからリリース。
『サーカスゲーム』や上條恒彦と六文銭が歌った『出発の歌』(たびだちのうた)がヒットした。その1年後に解散。

四角佳子は吉田拓郎の一人目の奥さん。
吉田拓郎が四角佳子と結婚する時に作った歌が「結婚しようよ」。
のちに吉田拓郎、泉谷しげる、井上陽水らと小室等はレコード会社「フォーライフ」を設立し、初代社長になる。
小室等は拓郎とお酒を飲むと、最後はいつも「じゃ、拓郎、なんで戦争はあるんだ!?」と、戦争の話しになると、拓郎がラジオで愚痴っていた。

小室等と六文銭の代表曲。
●「雨が空から降れば」(1971年)

http://www.youtube.com/watch?v=bF0R6SBG174
シナリオ作家の別役実の詩に小室等が曲をつけた、フォーク史上に残る名作だ。

●上條恒彦と六文銭『出発の歌』(1971年)

http://www.youtube.com/watch?v=UZiRcFX8ezU

ヤマハ音楽振興会主催の「合歓ポピュラーフェスティバル'71」でグランプリを受賞した。
一般の人の間にフォークソングというジャンルが知られる前に、一躍、最前線に出た曲だ。
男性シャツのCM等にも使われた。

●小室等の名作「いま生きているということ」

http://www.youtube.com/watch?v=bkFz3tjUuDs

詩人、谷川俊太郎の詩に小室等が曲をつけた。
僕は、何度も、この曲に命を救われた。
谷川俊太郎との合作は他にも「お早うの朝」がある。

●「お早うの朝」

http://www.youtube.com/watch?v=_tO9hK6ucEk

●他の歌手に提供した曲の中にも名作がある。
『俺たちの朝』(松崎しげる)

http://www.youtube.com/watch?v=LW8iPIs9Wyg


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