2011年7月7日木曜日

上司に恵まれたほうがいいか。それとも恵まれないほうがいいか

優秀なある上司(僕の直接の上司ではないけれど)が僕の近くにいる。

何が優秀かというと、部下に仕事を割り振るときに、必ずその仕事の「意義」を伝えて、仕事をアサインするのだ。

ただ「この本をコピーして」というのと「この本は治験で有名な中野先生の論文なので、読みやすい濃度でコピーしてね」という指示の出し方には100万光年の開きがある。

仕事を受けた立場で言わせてもらうと「ただコピーして」と言われたら、まぁ、普通にコピーする。

でも、中野先生のコピーならみんなが読みやすいようにコピーしないといけないと、自発的に注意する。


ここが「作業」と「仕事」の差だ。

だから、リーダーやマネジャーの「言い方ひとつ」で部下が伸びたり、沈んだりする。


上司、先輩の指示は新入社員にとってはまるで「神の声」だ。

そこで何も言われなくても工夫してコピーをとる新入社員がいたら、それはまさに「天晴!(あっぱれ!)」だ。

(あ、そうそう。大阪の女性モニターNさんに無事に赤ちゃんが産まれて、「天晴(てんせい)」君と名前をつけたらしい。是非、天晴な人生を歩んで欲しい。)



話を戻すが、上司や先輩の指示、言葉は本人が思っている100倍は、新入社員に影響を与えていることを自覚したほうがいい。

そういう自覚を持って部下に指示を与えている上司は一体、何人いるのだろうか?

もし上司に恵まれていない、と思った新入社員は、ならば、自分で工夫します!という、それぐらいの決意と気概を持つといい。

そうすれば優秀な上司の下で育った人の10倍は優秀な部下になれると思うよ。(絶対に。)


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