2011年8月2日火曜日

本当の力は「失敗して」初めて分かる

8月に入ったということで、当社の(リアルの会社の)新入社員は目の色を変えて、8月の下旬にある「モニター任命試験」に向かって、練習に励んでいる。

その「モニター任命試験」は実技がある。

「プロトコルの概説」を「治験責任医師」候補に説明して、治験参加の打診をする、というロールプレーでやる。

「プロトコルの説明」はみな、そつなく、問題ない。

問題は、「モニター任命試験」で、試験担当官(7~8名)からの質問なのだ。

「あえて、意地悪な質問」をして、それに対して新人たちが、どう対処するか、見る、という質問が多い。

ベテランのモニターでも答えるのが難しい質問をする。

これで、「頭が真っ白」になったら、即、不合格だ。

だから、どんな質問が来ても、「動じない」態度ど度胸が必要なのだ。



これも、練習で、本番当日までにはかなり鍛えられる。

ということで、僕はその練習につきあって、ひたする「意地の悪い」質問をする。

「治験責任医師が、絶対に、この治験はやらない、と怒り出したら、どうする?」とかね。


9月になれば、モニター任命に合格した人と、不合格の人が、はっきりと分かれる。

モニターの仕事だけが、臨床開発の仕事じゃないからね。

でも、「モニター任命試験」に不合格となった、というそのこと事態を乗り越える、そんな心の強さが必要だよ。



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人生、何をやったかと同等以上に「何をやらなかったのか」が重要だ。

水墨画を見るとよく分かるのだが、「何を描くか?」以上に「何を描かないか?」のほうが重要だ。
あの空間が水墨画の世界を広げるのだ。

これは水墨画に限らない。
芸術は全て、何を描いているか、と同等以上に、何を描かなかったのか、が決め手となる。
僕の昔の「ホーライ製薬」のサイトを見ると分かるが、「ごちゃごちゃするほど情報を盛り込む」と、「いったい、何を言いたいかの?」となる。

●「ホーライ製薬の昔のサイト」

http://horaiseiyaku.web.fc2.com/

アップル社の製品を購入すると、そのシンプルさとエレガンスに圧倒される。
もちろん、アップル社のサイトもシンプルだ。
ホーライ製薬と比べて欲しい(と比べるのがお門違いなのだが。)

●アップル社のサイト

http://www.apple.com/jp/

iPod
を買った人なら分かるけれど、「取扱い説明書」が無い!!
日本の携帯電話を買うと、まるで「電話帳」と同じぐらいの「トリセツ」がついている。
滅多に使わない機能を盛り込みすぎるのだ。

iPodはトリセツが無くても、直感的に、すぐに使えるのだ。
このインターフェースがいい。
さらに、余計なものがないのが素晴らしい。

ところで、あなたの人生はどうだろう?
僕の人生も「滅多に使わない機能でてんこ盛り」だ。

これからの僕はシンプルでいく。
まず、「取り除くべきは何か?」を明確して、伝えたいことだけをシンプルに出していく。

何を言うか、よりも、何を言わないか、に重点を置いていく。

これからは「やらないことリスト」を充実させる。
どう? シンプルでしょう?




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