2011年5月7日土曜日

「読まずに死ねるか!」オススメの大冒険小説●『虎口からの脱出』(景山 民夫)

景山民夫は大好きな作家、エッセイストだった。

最後は事故死(?)的なガス中毒で亡くなった。

エッセイも小説も大好きだった。

80年代、ビートたけし達とテレビのバラエティー番組でふざけていたイメージが強かった景山民夫。


これがもう、面白いのなんの。

国内の冒険小説では久しぶりに、寝る間も惜しんで一気読みしてしまった。

ストーリー、テンポ、情景描写、人物設定すべてが文句無し。

手に汗握る興奮の世界へ読者を誘う冒険小説の大傑作。

まだまだこれから、という歳でこの世を去ってしまった事が残念で仕方ない。

もし、今でも生きていたら、どれ程面白い作品を書き残していただろうか。

そう思わずにはいられない。


本書は「冒険小説」だ。


時は昭和3年、所は奉天。

一瞬の爆風と共に張作霖暗殺さる。

唯一の目撃者である少女、麗華を追って関東軍が立上がる。

奉天軍も動き始める。

そして国民党軍も…。

上海まで1600キロ、期限は3日。

日中全軍を敵に回した脱出行、車輪よ駆けろ!

待望の書下ろし長編冒険小説。


ページをめくるのがもったいないほど面白い、読んでいる途中で、まだ残っているページがこんなにあるのか、と先の展開が嬉しくなる。

そんなときこそ読書の至福の時。


僕にとってこの作品はまさにそういう作品でした。

まるでハリウッドの一級のエンターテイメント映画を見ているかのよう。


古本屋で100円で売られているのをみて、嬉しいやら、悲しいやら。

「読まずに死ねるか!」です。


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流れゆく時を忘れたい時におすすめの本★『テンペスト』(池上 永一 )

美と教養と見栄と意地が溢れる珊瑚礁の五百年王国は悩んでいた。

少女まづるは憧れの王府を救おうと宦官と偽り行政官になって大活躍。

しかし待ち受けていたのは島流しの刑だった――。

見せ場満載、桁外れの面白さ!



珊瑚礁王国の美少女・真鶴は性を偽り、宦官になる―。

前人未踏のノンストップ人生劇場。


おもしろかった、物凄く。

ただし、これを読む時には、ライトノベルだ!と思って、エンターテイメントとして割り切って読まないと、肩透かしを食らってしまう。

僕は、「そここそがいいんじゃあないか!」と思うけれども、歴史大河小説を期待すると、その「軽さ」とエンタメ重視の姿勢に、つまらなく感じてしまう人もいるだろう。

けれども、こういう味付けをしないで、だれが、琉球王国の歴史なんて言うマイナーな部分を小説化してくれるだろうか?、

そういう意味では、著者の戦略と功績は大きいと思う。



もちろんある程度戯画化(カリカチャアライズ)されているとしても、なるほど、琉球王国というのはそういう存在で、そういう「美」があったのか!と思わせる、知らしめさせる物語世界の美しさには、感動します。

ライトノベルの萌え小説として「も」読める、というところにこの小説の素晴らしさがあると僕は思います。


おもしろいこと、おもしろいこと。

この作家の知識の豊富さと、 その史実をベースにした創造力に脱帽。

半端じゃない。

昔の『ベルバラ』っぽくて、とてもいい味を出している。

エンターテイメントとして「時間を忘れて」読むふける、という時間が欲しい方にはぴったりです。


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私たちは、いつどんなふうに死ぬかを選ぶことはできない。でも・・・

●私たちは、いつどんなふうに死ぬかを選ぶことはできない。
でも、どんなふうに生きるかは、選ぶことができる。

             ジョーン・バエズ(ミュージシャン)

ちなみに、森山良子はデビューしたての頃、「日本のジョーン・バエズ」と呼ばれていた。



●遅すぎることは決してないわ。
始めるのに遅すぎることは決してない。
幸福になるのに遅すぎることは決してない。

             ジェーン・フォンダ(女優)



(笑える名言)


●僕は若い娘が好きだ。身の上話が短いから。

          トム・マクゲーン


●実験室に入る時は「学説」という上着を脱がねばならなぬ。

          クロード・ベルナール(生理学者)

おススメのクラシック音楽★メンデルスゾーン『ヴァイオリン協奏曲』:聴けば誰でも心が優しくなる

通称「メンコン」、クラシックファンはこんな呼び方をして、この曲をこよなく愛する。

いわゆる三大ヴァイオリン協奏曲というと、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンの曲を指す。

前二者の雄渾、重厚、男性的なイメージと比べて、メンコンは優美、洗練と、どちらかというと女性的なイメージだ。

この優雅さはきっと彼の家柄や育ちによるものだろう。

この曲は、美しい旋律が纏綿と続く第1楽章の出だし(すごっ~~~~く素敵!)からして魅惑的だ。


終楽章もまた軽快なリズムを刻みながら技巧的に展開していく様は、聴く人の心をとらえずにはおかない。

ヴァイオリン協奏曲のNo.1だ。

ちなみにメンデルスゾーンはあの有名な「結婚行進曲」の作曲者です。


下記の「五嶋みどり」のメンコンは瑞々しく、とてつもなく美しく仕上がっています。

感動的な名演奏です。 超おすすめ!

まるで、極上のワインだ。


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