僕は「残念」ながら下戸だ。
別に僕自身は「残念」だと思っていないのだが、下戸です、と言うと、必ず「それは人生の楽しみの3分の1を味わえないな。残念だ。」と他の人に言われる。
日本酒はおちょこに一杯でも、もう、顔が赤くなり、心臓がバクバクして、即効、頭痛が始まり、二杯目ともなると、吐き気がしてくる。
きっと、アルコール・デヒドロゲナーゼが少ないんだろうな。
ウィキペディアによると、最近の研究により、アルコールに強いか弱いか、あるいは全く飲めないかの体質が、生まれつきの遺伝によって決まることが分かってきた。
そのため最近では、生まれつき酒が飲めない遺伝的体質のことを「下戸」、及びその遺伝子を「下戸遺伝子」と呼ぶ場合もある。
下戸遺伝子とは、アセトアルデヒド脱水素酵素がAA型のタイプで、モンゴロイドにのみ数パーセント存在する。
下戸遺伝子は早く酔うことによってアルコール依存症を抑制することからアルコール依存症抑制遺伝子とも呼ばれている。
・・・・・・・なので、僕はきっとAA型のタイプだ。
院生の頃に、ある化合物をエタノールで再結晶させようとしていたら、頭痛が始まったことがある。
知らず知らずのうちに、エタノールの蒸気を吸っていたんだろうね(どんだけ弱いんだ!)。
ビールは、あの味自体がダメ。
ノンアルコールのビールを口に含んだだけでも、「ウゲー」となる。
カクテルとかシャンパンとか甘口のワインなら「なめられる」。
タバコは「マイルドセブン・ライト」を1日に40本近く吸う。(最近、増えてきた。良くないと知りつつも、それに手を出すのが「依存症」だ。)
ギャンブルは今は、全くしない。(宝くじを含めて)。
高校時代から働き始めて3年目位までは、麻雀、競馬、競輪、パチンコをよくやっていた。
どちらかと言うと、「固く」いくほうだ。
大穴狙いはしない。
あ、ギャンブルと言えば、人生がそうかな(人生も、大穴狙いというよりは、本命狙いかな。あまり博打を打つほうではない)。
2011年5月20日金曜日
ここだけの話し。実は本番当日にはオーケストラの指揮者は不要なんだ。けれども・・・
オーケストラの指揮者は練習中から、「この曲をどう解釈し、この譜面をどう表現するのか」ということを徹底的にコミュニケーションでオーケストラのメンバーに訴えてくる。
東京薬科大学のハルモニアオーケストラで言うなら、半年をかけて「ベートーヴェンの交響曲第5番を、こう演奏しよう」ということを指揮者が演奏者にせまってくる。
だから、本番当日には、それがしっかりと染み込んでいるので、実は指揮者は不要なのだ。
コンサートマスター(コンサートミストレス)さえいれば、ことたりる。(バイオリンを一番前で弾いている人ね。)
コンサートマスター(コンマス・あるいはコンミス)は、それだけ、絶対的な権限を持っている。
とは言え、本番当日に、普段の練習の倍の長さに音を伸ばすように指揮者が指示してくることもなくはない。
僕が経験したのは大学2年の時の定演で『フィンランディア』(シベリウス作曲)の最後の音を指揮により1.5倍に伸ばされ、あやうく息が続かなくなるところだった。(顔が真っ赤になるまで吹いたのが、後日、写真を見て分かった。)
本番当日に、指揮者と演奏者と観衆の三者が奇跡にように一体化して、練習以上の素晴らしい演奏になる、ということがいくらでもある。
だから、練習で解釈をとことん染み込まされた、そのうえで、当日の「空気」で、指揮者の指揮が変わることが、オーケストラの演奏会の生の醍醐味なのだ。
こればかりはCDでは味わえない。
それもこれも、普段から練習を通じてオーケストラのポテンシャルを指揮者が把握しているからだ。
ビジネスのリーダーもこうありたい。
東京薬科大学のハルモニアオーケストラで言うなら、半年をかけて「ベートーヴェンの交響曲第5番を、こう演奏しよう」ということを指揮者が演奏者にせまってくる。
だから、本番当日には、それがしっかりと染み込んでいるので、実は指揮者は不要なのだ。
コンサートマスター(コンサートミストレス)さえいれば、ことたりる。(バイオリンを一番前で弾いている人ね。)
コンサートマスター(コンマス・あるいはコンミス)は、それだけ、絶対的な権限を持っている。
とは言え、本番当日に、普段の練習の倍の長さに音を伸ばすように指揮者が指示してくることもなくはない。
僕が経験したのは大学2年の時の定演で『フィンランディア』(シベリウス作曲)の最後の音を指揮により1.5倍に伸ばされ、あやうく息が続かなくなるところだった。(顔が真っ赤になるまで吹いたのが、後日、写真を見て分かった。)
本番当日に、指揮者と演奏者と観衆の三者が奇跡にように一体化して、練習以上の素晴らしい演奏になる、ということがいくらでもある。
だから、練習で解釈をとことん染み込まされた、そのうえで、当日の「空気」で、指揮者の指揮が変わることが、オーケストラの演奏会の生の醍醐味なのだ。
こればかりはCDでは味わえない。
それもこれも、普段から練習を通じてオーケストラのポテンシャルを指揮者が把握しているからだ。
ビジネスのリーダーもこうありたい。
今必要なのはトップダウンのリーダーか、それともボトムアップのリーダーか?
ひとりの人間が超人的に頑張る小説が好きだ。
「ホワイトアウト」(真保裕一著)のダム管理人のように、あるいは「テロリストのパラソル」(藤原 伊織著)に出てくるバーテンのように、ひとりの人間が危機に際して、超人的に頑張る話が好きだ。
★ホワイトアウト (新潮文庫)
★テロリストのパラソル (講談社文庫)
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だけど、現実の場面では(特に日本では)、一個人のスーパーマン(ウーマン)の頑張りよりも、チームワークを組んで危機に臨む、ということが多い。
今の日本がまさにそうだ。
管総理が超人的に頑張ったところで、なんともならない。(だからと言って、頑張らなくていいというわけでは、もちろんない。)
現場の人間をいかに統括するか。
そのためには、普段から現場の掌握に努めていないといけない。
大工の棟梁のように。
あるいはオーケストラの指揮者のように。
福島原発の現場で奮闘している人たち。
避難所で炊き出しなどで頑張っている人たち。
がれきの中で呆然としながらも、行政機能を発揮させようとしている市役所の人たち。
こういう人たちのリーダーは普段から現場の人たちとのコミュニケーションを欠かさない。
危機に瀕して、いきなり、そう言われてもな・・・というのが日本人かな。
トップダウンでいくか、ボトムアップでいくか。
たとえば、カルロス・ゴーンは明らかに「トップダウン」タイプのリーダーだ。
「9.11」の時のニューヨーク市長「ジュリアーニ」もそうだった。
だけども、今、日本丸に必要なのは、「ボトムアップ」タイプのリーダーだ。(一般的には管総理の強力なリーダーシップを求めているけれどね。)
復興・復旧に向けて、学識経験者の意見を聞くのもいいのだが(ご意見噴出で収集がつかないようだ)、現場で、今、まさに、今、困っていることを速やかに解決していってほしい。
もちろん、その場しのぎというわけではなく。
昔から、鬼監督がいる現場は強い、と言われているが、現場の意見を日頃から吸い取っているからだ。
だから、いざ、というときに、鬼監督の指示が徹底される。
日頃、現場を軽んじているリーダーの声に現場の耳を向けさせるのは困難だ。
まずは、被災者のみなさんのプライバシーが確保できる安住の場を早急に作ることだろうね。
震災に強い街づくりは、そのあとでやればいい。
「ホワイトアウト」(真保裕一著)のダム管理人のように、あるいは「テロリストのパラソル」(藤原 伊織著)に出てくるバーテンのように、ひとりの人間が危機に際して、超人的に頑張る話が好きだ。
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だけど、現実の場面では(特に日本では)、一個人のスーパーマン(ウーマン)の頑張りよりも、チームワークを組んで危機に臨む、ということが多い。
今の日本がまさにそうだ。
管総理が超人的に頑張ったところで、なんともならない。(だからと言って、頑張らなくていいというわけでは、もちろんない。)
現場の人間をいかに統括するか。
そのためには、普段から現場の掌握に努めていないといけない。
大工の棟梁のように。
あるいはオーケストラの指揮者のように。
福島原発の現場で奮闘している人たち。
避難所で炊き出しなどで頑張っている人たち。
がれきの中で呆然としながらも、行政機能を発揮させようとしている市役所の人たち。
こういう人たちのリーダーは普段から現場の人たちとのコミュニケーションを欠かさない。
危機に瀕して、いきなり、そう言われてもな・・・というのが日本人かな。
トップダウンでいくか、ボトムアップでいくか。
たとえば、カルロス・ゴーンは明らかに「トップダウン」タイプのリーダーだ。
「9.11」の時のニューヨーク市長「ジュリアーニ」もそうだった。
だけども、今、日本丸に必要なのは、「ボトムアップ」タイプのリーダーだ。(一般的には管総理の強力なリーダーシップを求めているけれどね。)
復興・復旧に向けて、学識経験者の意見を聞くのもいいのだが(ご意見噴出で収集がつかないようだ)、現場で、今、まさに、今、困っていることを速やかに解決していってほしい。
もちろん、その場しのぎというわけではなく。
昔から、鬼監督がいる現場は強い、と言われているが、現場の意見を日頃から吸い取っているからだ。
だから、いざ、というときに、鬼監督の指示が徹底される。
日頃、現場を軽んじているリーダーの声に現場の耳を向けさせるのは困難だ。
まずは、被災者のみなさんのプライバシーが確保できる安住の場を早急に作ることだろうね。
震災に強い街づくりは、そのあとでやればいい。
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