8月に入ったということで、当社の(リアルの会社の)新入社員は目の色を変えて、8月の下旬にある「モニター任命試験」に向かって、練習に励んでいる。
その「モニター任命試験」は実技がある。
「プロトコルの概説」を「治験責任医師」候補に説明して、治験参加の打診をする、というロールプレーでやる。
「プロトコルの説明」はみな、そつなく、問題ない。
問題は、「モニター任命試験」で、試験担当官(7~8名)からの質問なのだ。
「あえて、意地悪な質問」をして、それに対して新人たちが、どう対処するか、見る、という質問が多い。
ベテランのモニターでも答えるのが難しい質問をする。
これで、「頭が真っ白」になったら、即、不合格だ。
だから、どんな質問が来ても、「動じない」態度ど度胸が必要なのだ。
これも、練習で、本番当日までにはかなり鍛えられる。
ということで、僕はその練習につきあって、ひたする「意地の悪い」質問をする。
「治験責任医師が、絶対に、この治験はやらない、と怒り出したら、どうする?」とかね。
9月になれば、モニター任命に合格した人と、不合格の人が、はっきりと分かれる。
モニターの仕事だけが、臨床開発の仕事じゃないからね。
でも、「モニター任命試験」に不合格となった、というそのこと事態を乗り越える、そんな心の強さが必要だよ。
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