満を持して、泉谷しげるの登場だ!
東京都立目黒高等学校を1週間で中退後、いろいろな職についたが長続きせず、当時「神様」といわれた岡林信康に衝撃を受けフォークシンガーを目指した。
「フォークゲリラ坂崎幸之助商店」にゲスト出演した時、はっぴいえんどにも影響を受けたと語っている。
この頃には漫画雑誌『ガロ』に投稿し、漫画家を目指そうとしていた。
1971年にライヴアルバム『泉谷しげる登場』でエレックレコードからデビュー。
古井戸(加奈崎芳太郎・仲井戸麗市)、ピピ&コット(佐藤公彦・よしだよしこ)、生田敬太郎らと唄の市コンサートに参加。
このころ、よくライブでRCサクセションや古井戸と一緒にライブをやる。
よしだたくろう退社後の看板スターとして、エレックレコードを支える。
1972年セカンドアルバム『春・夏・秋・冬』をリリース。
加藤和彦がプロデュースを務める。タイトル曲「春夏秋冬」は彼の代表曲となる。
なお、シングルでも発売されたが同名アルバムの音源ではなく、オムニバスライブアルバム『野音 唄の市』収録のライブバージョンでシングル化された。
シングル盤ジャケットに「実況録音盤」と書かれている。
理由は、エレック関係者が「アルバムの音源はシングルにするにふさわしくない」と言ったからだと言われている。
また、1988年には、ロックアレンジで再シングル化されている。
1975年、小室等、井上陽水、吉田拓郎とフォーライフ・レコードを設立。その第1弾アルバムとして『ライブ!!泉谷-王様たちの夜-』(1975年)を発表。
フォーライフ4人衆の連名ライヴアルバム『クリスマス』発表。
1976年アルバム『家族』、『イーストからの熱い風』(1976年アメリカ録音のライヴアルバム)を次々と発売。
当時の泉谷はアルバムを作る際、次のアルバムタイトルを既に決め発表していた。
『ライブ!!泉谷-王様たちの夜-』の帯に『家族の前の…』など記してある(再発物ではない)。
1977年、ストリート・ファイティングメンをバックバンドにしたロックアルバム『光石の巨人』(1977年)を発表し、これを最後にフォーライフレコードを去る。
吉田拓郎らの歌謡曲フォーク路線に嫌気がさしたという説や、当時「テレビ出演拒否派」の代表だった陽水や拓郎が「テレビ出演推進派」の泉谷にクレームをつけたなどの説がある。
最近はすっかり俳優が板についている泉谷しげる!なのだ。
●泉谷しげる「眠れない夜」
↓
http://www.youtube.com/watch?v=rcyQj8jrfEw
泉谷しげるの代表曲。
スティーヴィー・ワンダーの名曲「迷信」に似てなくもない。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=3QkNqlH3ixY
まぁ、それはともかく、都会のランナー、スニーカーを履いた芸術家、良識のある暴れん坊の泉谷しげるのパワーを感じさせてくれるフォークソングの名曲です。
●泉谷しげる「春夏秋冬」
↓
http://www.youtube.com/watch?v=a5JYgzd59oQ
泉谷しげるのデビュー曲であるとともに、泉谷しげるの代名詞とも言える名作。
ここでも泉谷しげるは都会で生きる人への応援歌を歌っている。
●泉谷しげる「黒いかばん」
↓
http://www.youtube.com/watch?v=X6rVF2fOuNY
がはは! 泉谷しげるの狂作だ。
作詞はあの「岡本おさみ」だ。
初めて泉谷しげるのために書いた作詞が、こんな曲になったので、岡本おさみは二度と、泉谷しげるに詩を提供していない(という説がある。)
我が家の近所に一橋大学があるのだが、そこの大学祭に泉谷しげるが出るというので、もちろん、さっそく僕は観に行った。
運がいいことに前から2列目からの座席だった。
そこで、コンサートの途中で僕が「黒いかばん!」と言ったら「黒いかばんがなんだ!!」と言うので、「やってよ!」と言ったら、快くやってくれた。
あとで、ステージから泉谷しげるが降りてきて、僕の頭を殴っていったのだが。
●こんな人が、泉谷しげるのこんな曲も歌っている。
上野樹里 「黒いカバン~野良犬~泉谷しげる/春夏秋冬」
↓
http://www.youtube.com/watch?v=dZaAjaqFT90
●泉谷しげる「寒い国から来た手紙」
↓
http://www.youtube.com/watch?v=TPJH2qJwxQQ
「黒いかばん」を作るかたわら、こういう名曲も作るので、泉谷しげるのファンを僕はやめられないのだ。
泉谷しげるについては特集を組む予定。
■■日本のフォークソングの歴史、フォークソングの名曲、昭和のフォーク、フォークソングの名作■■
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●日本のフォークソングの歴史、フォークソングの名曲、昭和のフォーク、フォークソングの名作
■■日本のフォークソングの歴史、フォークソングの名曲、昭和のフォーク、フォークソングの名作(2)■■
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