2011年9月3日土曜日

おすすめ!ビジネス書★組織を強くする技術の伝え方

「伝えよう」としても「伝わらない」。
「伝える」のではなく、「伝わる」のが正解だ。 

各企業で大問題になっている技術伝達の本質を明らかにし、解決法を示す。
「わかる」とはどういうことか、から始まって、身につけるべき知識や、記録の付け方まで著者の知的生産の技術を一挙公開している。
「伝わらないのはなぜ」と悩む人、必読。
元々、この作者は「失敗学」の権威で、様々な事故の分析なんかをやっている人ですが、団塊の世代の技術を如何に若者に伝えるかを解いた1冊。
「技術を伝える」ということは、技術を相手に「わからせる」ということですが、面白いのは、それは基本的に無理、相手が「わかろう」とする状態になっていないと「わかる」ことは出来ない。

いきなり不意をつかれた感じですが、 そのために、相手が分かろうとする状態に持っていくことを、様々な見地から説明しています。

・受け入れの素地を相手に作る(基本的な知識を身につけさせる=基本的なテンプレートをインプットする)

・守・破・離が重要(最初は、言われたことを守り、次にそれを破ってみて、言われたことの正しさと間違いを知り、最後にそこを離れることで、自分流の技術となる)

・全体を見せてから、部分を見せる

・伝えるには、文字と、画像、音等の的確な組み合わせが必要
etc...etc...

最も興味深いのは、技術を含めた知識は、 「伝えるもの」ではなく「伝わるもの」としている点です。
これをベースに説いている独特の「伝達論」は、一読の価値があります。

僕が社内でやっている研修の際にも参考にしています。
人材育成に興味がある方は必読ですね。

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