ひとりの青年が人生や将来に不安を抱きながら、ビーチを散歩していた。
すると、遠くの波打ち際の岩に見知らぬ老人が座っていた。
青年が近づいていくと、老人は青年を見上げて言った。
「きみが答えを得たいと思っている疑問は何だね?」
青年は答えた。
「しなければならないことがとても多くて、どれを最初にやったらいいのかわからないのです。」
すると、老人は、浜辺に落ちていた粗末なガラスの壺を取り上げると、そこに石を詰め始めた。
どれも彼のこぶしほどの大きさだった。
壺の口までいっぱいにすると、老人は青年に言った。
「この壺はいっぱいか?」
青年はそうだと言った。
老人は黙ってうなずき、今度は一握りの小石を拾い上げ、壺に入れた。
彼が壺を軽くゆすると、小石は石の間になんなく滑り込んだ。
老人は再び尋ねた。
「さぁ、今度はいっぱいかね?」
青年はそうだ、と答えた。
老人は次に細かい砂をひと握りつかむと、壺の中に入れた。
砂小石と大きな石の隙間に流れ込んだ。
今度は隙間なく壺は完全にいっぱいになった。
「さて」と老人は言った。
「最初に砂を入れる過ちを犯す人がいる。そんなことをすると、小石も大きな石も入らなくなる。きみの人生も同じだ。」
時間とエネルギーをささいな重要でないことに割いてしまうと、本当に重要なこと、幸せに欠かせないことに、それらを割けなくなってしまう。
優先順位を決めることだ。
最初に大きな石を・・・・・・・本当に重要なものを入れることだ。
砂は放っておいてもいい。
あなたが最初に入れる石は何だろうか?
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