思い込みの推進力であり、おそらくは思い込みを決定づける最も強い要素は、ある思い込みを裏付けるために自分で作り上げた根拠だろう。
たとえば、ある人がダイエットに挑戦し、ほんの数グラムしか減量できなかった場合、その人は「自分は体重を減らすことができない」という思い込みを作り上げる。
一度の失敗が、思い込みの根拠となるのだ。
「ほらね。挑戦したけれど、私にはできないんだ」と、彼らは言う。
私は以前、子供向けの素晴らしい本を書いた女性と話をしたことがある。
その本を出版したかどうか私がたずねると、彼女は、出版しようとしたが、どの出版社にも断られたと、答えた。
これは単なる思い込みである。
児童書の出版社に持ち込んだのかと私がたずねると、彼女は確かにそうしたと答えた。
そこで私が「何社ですか?」とたずねると「3社です」と答えた。
彼女はたった3社に断られただけで、どの出版社にも断られると思い込み、あきらめてしまったのだ。
日本には3000社以上の出版社がある。
できないという思い込みを捨てる方法のひとつは、その思い込みの根拠を疑い、望みをかなえる勇気が湧いてくるような、新しい根拠と取り替えることだ。
根拠は椅子の足のようなものだ。
根拠が思い込みを支えている。
足を折れば、椅子は立っていられなくなる。
それと同じように、根拠を崩していけば、思い込みもぐらつくのだ。
子どもの本を書いた女性の場合では、たった3つの出版社から断られても、日本だけで3000社以上の出版社が存在するという事実に気づくだけでよかった。
それがわかっていれば、「どこも自分の本を出したがらない」という思い込みがまったくのナンセンスであるのは明らかだ。
本当の原因は、彼女が本気で取り組まなかったということだ。
彼女は「出版社は他にもたくさんある。私の本を受け入れる出版社もあるはずだ」と考えることもできたはずなのだ。
【成功への提案】
●思い込みの根拠を疑い、新しい根拠と取り換えよう。
(Se1)
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