ノミは、あの小さな体で1メートル以上ジャンプすることができる。
ところが、そのノミをビーカーに入れ、ガラス板でフタをすると、飛び上がってはぶつかるというのを何度も繰り返すうちに、やがて、ガラス板の少し下までしかジャンプしなくなり、それは、ガラス板を取り外しても変わらないという。
もう障害は無いのに、小さなビーカーの中で、たかだが数センチのジャンプを繰り返すのだ。
自分にはその何十倍もの力があるとは夢にも思わずに。
さて、あなたにとってのガラス板は何だろう?
あなたは、いったい自分の力の何分の一のところにガラス板を置いてしまっているのだろう?
そして、それは本当にそこにあるのだろうか?
かつて、人間の100m走の限界は10秒だと言われていた。
ところが、ボブ・ヘイズが1963年、9秒9を記録すると、次々に9秒台の選手が現れた。
かつて100m自由型水泳の限界は1分だと言われていた。
ところが、ジョニー・ワイズミュラーがその壁を破って半世紀、今や世界記録は50秒を切っている。
自分の可能性に限界を設けてはいけない。
たとえ誰が何と言っても、これまで誰があなたに何と言ってきたのだとしても、あなたにはもっと可能性がある。
一生をこのままビーカーの中で過ごすのか?
それとも、可能性を信じてやってみるのか?
さ、もう一度、跳んでみよう。
そして跳び出そう!
あなたが跳び出したとき、きっと他の人たちもいっせいにあとに続くだろう。
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