●2)「できる人」とは、できる理由を説明できる人である
できる人は、結果が出たとき、それを客観的に見ることができる。(この点で言うと、長嶋茂雄は「できる人」ではなく、「天才」だった。)
たとえば、あなたがモニターとして実績をあげているのであれば、「なぜ、あなたはそんなに業績がいいのか」と聞かれたら、答えることができるだろうか。
「なぜ、うまくいっているのか」の理由をきちんと説明でき、「これからは、こうしたい」という将来像を持って語れる人、それが「できる人」だ。
うまくいった理由も他人に説明ができ、そのうまくいくサイクルを再び回すことができる。
●3)「できる人」とは、今後の期待値が大きい人である
できている理由を明確に説明できると、出している結果が周囲にも伝わり、「あいつは結果を出している」という評価になる。
そして、その結果として、「今後も何か新しいことをやってくれるのではないか」という期待値が大きくなる。
周りの期待値が大きくなるということが、当人をつねに上のステージへと上昇させるエンジンにもなっている。
●4)「できる人」とは、成果の「見える化」が上手な人である
どの世界でも「口先だけの人」はいわば、「できる人」とは正反対の人だと受け止められ、軽視される対象になりがちだ。
しかし、今の世の中は「口先だけ」は論外としても、自分の成果を他人に伝えられる能力をある程度持っていないと、「できる人」として認められにくい。
なぜなら、「できる人」として認めてくれるのは、あくまでも他人だからだ。
自分の成果を他人にわかってもらえなければ、あなたがどれだけすごいことをやったとしても、その他大勢の中に埋もれてしまいかねない。
そして、その成果を導いたプロセスを見える化して、他の人にもいい影響を与える。
●5)「できる人」とは、おいしい仕事が自然に集まってくる人である
「できる人」と言われるようになると、まわりの人から見た印象が大きく変わり、頭ひとつ抜け出た存在に見えるので、自分の仕事自体や環境も変わる。
どう変わるかというと、全てのことにおいて、自分が何かを求めても受け入れてもらえなかった状況が、受け入れてもらえるように変わってくる。
たとえば上司に自分の企画を聞いてください、と言っても「忙しいから」と言われていたのが、「きみの話なら聞くか」と言って、聞いてくれるようになる。
それがもう一歩進むと、彼/彼女ならやってくれる、という期待感があがったせいで、より質のいい出会いや仕事が向こうからやってくるようになる。
0 件のコメント:
コメントを投稿