仕事を楽しみ、高い成果をあげることを両立させるには?
対人能力、自己抑制力、持続力等、必要な基礎力をどう身につけ、今後のステップにつなげていくか、という「キャリアデザイン」について実践的に解説。
キャリアをどのようにデザインしていくかを示した。
神戸大の金井氏とならぶキャリア論の第一人者の本。
日経文庫ではあるが、一種自己啓発的な本である。
特徴的なのは、年代ごとに何を考えるべきか、を 示しているということ。
キャリアの節目が大切 というような議論はこれまでなされてきたが、具体的に年代ごとにどのような決断をすべきかというところに触れている点が、自分の身に置き換えやすく分かりやすい。
(1)は筏下り編、ということで30代半ばまでに身につけるべき基礎力について解説している。
個々の能力の解説も丁寧でわかりやすい。
キャリアデザインの専門家向けというよりも、万人が読むべき本という風に思う。
これから自分の人生をどう歩んでゆけばよいか…
今後、自分のキャリアビジョンを考えるヒントを与えてくれる本だと思います。
キャリアというと一般的に職歴や経歴と考えがちですが、この本では、未来の描き方・生き方を選択するプロセスをキャリアとしてとらえています。
自分のこれからのキャリアを考えていく上で何が必要で何を身に付けるべきか明確に書かれています。
自分の人生に目標をおきそれを実現するためのプロセスを見直し再認識するためのアイテムとしてオススメします。
仕事への取り組み方・目標設定・コミュニケーションの図り方など基礎的な部分を鍛えていくことで仕事の取り組み方も変わってくると思います。
特に、若手社員・新入社員の方や大学生でこれから就職活動をはじめる学生さんには、自分の人生を考える上でも参考になってくると思います。
『この本を5年前に読みたかった!』という読後感。
「万人読むべし」
天職探しや、転職先を探す前に、この本を読んでもらいたいです。
他の自己啓発の本とは違い、なぐさめや、変な行動を促すことはありません。
テンションも高くないし、鼓舞することもない。
なんか、論文みたいです。理論的だし、言葉はわかりやすい。
それでいて、ひどく、当たり前とも思える戦略がかかれています。
基礎力編は30代までの若い人向けですが、専門力編もあわせて読まれることをオススメします。
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