シャイな北野武。
おばかなビートたけし。
その両方を持っている北野たけし。
国際的な映画賞を撮った武が、白鳥の首を股間につけておどけるタケシ。
その北野武が、世界の芸術家に会う、というNHKの番組(たけしアート)を見た。
「たけし」の個展がパリで異常なほどに人気が出ているらしい。
僕は北野武の「HANA-BI」が大好きだ。
僕が大学時代にあった「THE MANZAI」のブームに乗って出てきた「ツービート」。
僕は当時は「B&B」のほう好きだった。
もちろん、「ツービート」も嫌いではなかったが。
北野武の存在が気になりだしたのは「ビートたけしが映画を作り始めてからだ。
そして、とうとう「HANA-BI」でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞。
この「HANA-BI」を早速、観に行った。
この映画が始まって5分位のところで、僕がかつて働いていたビルが出てきたのには驚いだ。
「HANA-BI」のストーリーなどは検索してもらえば分かるのだが、なんと言っても、この映画のラスト5分間が素晴らしい。
最後の最後に「岸本加世子」が言う、たった一言のセリフのために、岸本加世子が出ている。
そして、このセリフのためだけに、この映画は存在している。
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「キタノブルー」と言われているように映像中の「ブルー」をきれいに使った映像になっている。
そして、何よりも「たけし」が好きになったのは、国際的な映画賞を取ったにも関わらず、テレビでは相変わらず、白鳥の湖の衣装で股間から白鳥の頭を出したコスチュームで「お笑い」をやっている点だ。
「たけし」がいかに「シャイ」か、ということをよく表しているのが、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞後の帰国時のインタビューの場面だ。
数多くの記者がいる前に照れながら出てきた「たけし」はポケットからちっちゃな「おもちゃのトロフィー」を出して笑った。
「北野武」のように「シャイ」でいたい。
「ビート・たけし」のように「非常識」でいたい。
今度、一緒に「HANA-BI」を観にいかないか?
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