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ようこそ、新入社員の皆さま。
医薬品業界へ、ようこそ。
製薬会社に入った人、CROに入った人、SMOに入った人、病院の治験担当部署に入った人、総合機構の調査部に入った人、厚生労働省の医薬品局に入った人、その他、もろもろの「薬」関係の組織に新たに入ってきてくれた皆様を歓迎します。
●一般的な新入社員のみなさんへのメッセージ
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「ようこそ!新入社員のみんな。会社が天国になるか地獄になるか、それは」
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http://hard-wonder.seesaa.net/article/193665151.html
「サラリーマン」ではなく「ビジネスパーソン」になれ」
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http://hard-wonder.seesaa.net/article/194229126.html
皆さんが入ってきた「医薬品業界」は、たえず進化していますが、いまだに克服できていない病気は山のようにあります。
ほとんど治療方法がない、という病気もあります。
最近では、そのような領域を「アンメットメディカルニーズ」とカタカナで呼んでいますが、何語で呼ぼうと、「苦戦」していることに変わりはありません。
「オーファンドラッグ制度」という制度まで日本にはありますが、そういう制度があること自体、医薬品の開発すら行われていない病気があるということです。
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http://www.nibio.go.jp/shinko/shitei.html
でも、ここからが、皆さんの勝負です。
世の中には「難病の息子」を救うために「製薬会社」まで作ってしまった奇跡の父親もいます。
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『小さな命が呼ぶとき』
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http://yapparihollywood.seesaa.net/archives/201011-1.html
genzyem
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http://www.genzyme.co.jp/
きっと、みなさんも「人々に役立つ仕事がしたい」という思いで、この医薬品業界に入ってきたことでしょう。
(あるいは、給料がいいから? 不況に強いから?)
まぁ、どんな思いで入ってこられたかは、いいとして、この業界は「やりがい」があります。
そして、常に「副作用」という安全性とも戦っています。
副作用は、今のところ薬には避けがたい問題です。
「薬害」という言葉を聞いたことがありますか?
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http://www.yakugai.gr.jp/
本来なら人の命を救うはずの薬が、逆に人体に苦痛を起こしたり、奇形が発生したり、最悪は命まで奪ってしまう、という歴史があります。
みなさんが関係する医薬品に重篤な副作用があるかもしれません。
時代が変わり、古いものが新しいものに取って代わるのが「科学」の世界ですが、どんなに未来がやってきたとしても忘れてはいけないことがあります。
「薬の安全性を確保する」ということです。
日本という国レベルでもまた、世界という地球レベルでも薬の安全性をどうやって確保するか、懸命に考えられています。
いろんな制度もあります。(ドクターレターとか。これからは患者レターというのもできそうです。)
しかし、どんなに制度が整ったとしても、科学が発達したとしても、最後の砦はやっぱり「人間」です。
そうです、あなた、です。
あなたが、薬の安全性の最後の砦です。
そういう気持ちを忘れずに。
もう一度、言います。
あなたが、薬の安全性の最後の砦です。
ようこそ!医薬品業界へ!
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