2011年3月28日月曜日

●村上春樹が言うように

今、村上春樹のインタビュー集をちんたら読んでいるのだが、そこで「へー、村上春樹もそうなんだ。」と思った1文があった。

★村上春樹のインタビュー集
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僕なんかは、この日記は何を書こうかあまり決めずに「とりあえず」書き始めてみる。

書いているうちに書きたいことがだんだん、はっきりしてくる、ということがある。

あるいは、「こんなことを書こう」と決めておいても、書き始めると、そのテーマから離れていることもある。

それは、おおまかには「こんなこと」をと思っていても、いざ書き始めると、書きたいことがどんどん思いついてくる、という場合も多い。


で、村上春樹が言っているのは、内容も何も決めておらず、まず最初のセンテンスが1文だけ「ふっと」思いついて、その1文を書いてみる、というのだ。

たとえば「スミレは、22歳の春に初めて恋をした」というセンテンスだけを思いつき、その1センテンスを書いてみる。

でも、その時は、その1センテンスだけで終わる。

半年後ぐらいに、「そう言えば、スミレの1センテンスがあったな。それについて書こう」と思い、書き始める。

だけで、「何を書きたいのか」はまだ決まっていない。

書いていくうちに「誰を殺すか」「誰に恋をさえるか」というアイデアが浮かんでくるという。


僕のような「素人」は、「とりあえず」何かを書き始めて、思いつくままに書いていく、という手をとるが、「プロ」の村上春樹も同じなんだ、と感心した。

でも、「書き始めてから思いつくこと」が、僕と村上春樹と(当然)違うので、そこで印税が入ってくるか、来ないかの差が生まれる。

そんなこともあるが、それでも、「あ!同じなんだ」という気持ちは、僕に勇気を与えてくれた。


人生の成功法則って、そんなところに意外とあるのかもしれない。

とりあえず「やってみる」。そして「やりながら考える」「やっていると、アイデアが浮かんでくる」というように。


ブログを書いているみんなはどうしているのだろう?

細かいところまで決めて書いているのだろうか?

こんど、アンケートをとってみようっと。





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