2011年12月6日火曜日

どんな逆境も一発で乗り越える方法

状況を変えるのではなく、それに対する自分の反応を変える

「状況+反応=結果」だ。

要するに、成功であれ失敗であれ、幸せであれ不幸であれ、私たちが人生で経験する結果はすべて、状況に対する自分の反応の結果だ。

雨が降ってきたとしよう。

それを「うっとおしい」と思うか「うるおう」と思うかで、結果が違ってくる。

だから、もし結果が気に入らないなら、2つの選択肢がある。



★選択肢1:いい結果が出ないことを状況のせいにする

言い換えれば、他の人や物のせいにする、ということだ。

しかし、それが何の役に立つのだろう?

マイケル・ジョーダンは高校時代にバスケットボールのチームに入れなかった状況を克服し、やがて頭角を現してプロの世界で大活躍した。

ヘレン・ケラーは三重苦という状況を乗り越え、社会福祉に尽力して世界中の人々を勇気づけた。

ビル・ゲイツは大学を中退し、資本金がほとんどない状況から出発し、マイクロソフトを立ち上げた。

多くの人が厳しい状況を乗り越えて成功をおさめている。

私たちを限定しているのは、状況ではなく、自分のネガティブな思考と行動なのだ。



★選択肢2:状況に対する自分の反応を変える

これこそ、機会、自由、財産を手に入れる選択肢だ。

どんな状況でも私たちは自分の思考と行動を変えることができる。(絶対に。)

そして、それがあなたのプラスになるのだ。


残念ながら、多くの人は長年の習慣にとらわれて、よく考えずに反応している。

でも、反応の仕方は変えることができる。

すぐにはできないかもしれないが、自分のネガティブな思考と行動に意識を向ければ、できるようになる。


最終的に、決定的要因となるのは、状況ではなく、それに対する私たちの反応だ。


つまり、あなたが人生で経験することは、内面的にも外面的にも、状況に対する自分の反応の結果だということを覚えておこう。

さて、あなたなら、どうしますか?



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自分を力づける信念を持つ

こんな話を聞いた。

山田さんは訪問販売先のセールスマンをしていた。

山田さんはそのとき22歳で、初めてのセールスの仕事でとても楽しんでやっていた。

彼は勇んで毎朝早くから担当領域に出かけ、ドアのベルを押し、たいていの場合、お昼過ぎにはひとつの商談を成立させていた。

それで平均以上の成果だったので、山田さんは訪問を早めに切り上げ、オフィスに戻って提出し、そのまま家に帰ることが多かった。

マネジャーの田中さんは、山田さんが早く帰宅しようとしているのを知っていたので、山田さんをもっと働かせる方法を考えだした。

山田さんがオフィスに帰ってくると、マネジャーの田中さんは彼を呼び、ひとつ頼みがあると言った。

地図の上で山田さんの担当地域を指さすと、何週間か前に、その地域を訪問したときに、買いそうな女性がひとりいたと言うのだった。

そして、「どの家だったかははっきり覚えていないが、端から訪問していけば、いつか必ず見つかるだろう。探してみてくれないか?」と。


それなら簡単に売れると信じた山田さんは、マネジャーの話に乗った。

外に出て、彼に教えられた地域で一軒、一軒訪問し、そのたびに買いたがっている女性が必ず見つかったのだ。

マネジャーの田中さんが言っていた女性は、実は、存在しなかったのに山田さんが気づいたのは、それから何年もたってからだ。

田中さんはその地域に行ったことすらなかった。

全ては山田さんをもっと働かせるための作り話だったのだ。


この話の興味深いところは、田中さんの話を信じた山田さんが、そのたびに必ず商品を売ったことだ。

山田さんが売ることができたのは、顧客いると信じたからにほかならない。


人の行動は、「自分自身について信じていること」や「自分の能力や自分が住む世界について信じていること」と、常に一致している。

だからこそ、自分を力づけるような信念を持つこと、理想の自分になるのを助けるような信念を持つことが、このうえなく大切なのだ。


【成功への提案】

●自分が理想の自分に必ずなれることを信じよう。